COP27

世界中で嵐、洪水、山火事が激化している。大気汚染は何千万人もの人々の健康に深刻な影響を及ぼし、予測不可能な天候は家屋や生活に計り知れない被害をもたらしている。

しかし、気候変動の影響が壊滅的である一方で、気候変動への取り組みの進歩は、よりクリーンな空気をもたらし、良い雇用を創出し、自然を回復させ、同時に経済成長を解き放つことにつながっている。

チャンスがあるにもかかわらず、私たちは十分に迅速に行動できていない。この危機を打開するためには、各国が緊急に力を合わせる必要がある。

13日間にわたる激しい交渉の末、COP26は2021年11月13日（土）に閉幕し、約200カ国を代表するCOP26の全締約国がグラスゴー気候協定に合意した。

この世界的な合意は、この10年間の気候変動に関する行動を加速させ、ついにパリ・ルールブックを完成させるものである。この重要なCOPのため、グラスゴーには記録的な数の参加者が集まった。英国が次期議長国に指名されて以来、力強い進展があった。

英国のCOP26議長国の目的は、世界の気温上昇を1.5℃に抑えるという希望を維持することであり、グラスゴー気候協定はまさにそれを実現するものである。各国の野心と行動の高まりと相まって、1.5℃の達成は目前に迫っているが、それはすべての国が公約を達成した場合にのみ達成される。